その他の団体の取組み

現地で活動している日本人女性とお会いし、立ち上げた団体を見学させていただく機会がありました。

この団体は現地パートナー団体と協力し、商品開発を通したHIV陽性女性の自立支援、遊牧民支援や地方のこどもたちが教育を受け続けられるように奨学金制度を設けるなどの貧困対策に取り組んでいます。また、エチオピアの特産物コーヒーに関する本を出版し、収入を活動費に充てています。

この団体自体はNGO登録しておらず、仲介料をもらうこともしていなそうです。理由は、この働きはあくまで現地団体を盛り上げ、彼らが自分たちの力で持続していける仕組みづくりのために一時的に手を差し伸べることであって、自分の団体の存続を望んでいるわけではないからです。3年続けてきたHIV陽性女性の支援は1年後に撤退することを目標に、現在は仕事の引き継ぎと指導にあたっています。

主に「高品質の商品づくり」と「マーケットづくり」に焦点をあてて、エチオピア人が見落としがちな点を外国人視点で見ることで、すでにある事業の問題点を改善し、新たなことへの取り組みを行ってきました。

現地で生産した商品

これまで現場で行われてきた外国人向けの商品開発では、商品を作った人の人生背景などの「ストーリー」を押し出すことが多く見られていました。「HIV陽性女性が作った」と打ち出せば、どんな商品であれ一度は善意の購入が見込めるかもしれませんが、リピーターにはなることは少なく、生産者もどんな商品でも売れると過信してしまっていたそうです。目的を見直し彼らの真の自立を目指して、もう一度買いたいと思えるような商品価値の高い製品づくりを開始し、持続可能なビジネスに改善させていきました。また支援団体ではなく収益を伴う事業にすることと、商品販売ルートを確保することで、支援され続けなければ継続していけない仕組みから脱却することができています。

そのため会費、助成金を募ることも受け取ることもなく、個人資金で始めたそうです。自己犠牲を払うことで必ず成長させるという覚悟を持ち、寄付金に頼らず、支援がなくてもできることを考え行うこと、そして一度に急にお金が入ってくることより自分の力をつけながら小さなことを忠実に行うことで、土台をしっかりさせていくことが大切だと、話して下さいました。

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