地元のキリスト教会の取組み

エチオピアのキリスト教会が行っている働きも見ることができました。

私が訪れたプロテスタント教会は「人々が十分な衣食住を得て、教育を受けられるようになり社会生活がよくなることで貧しい人々がいなくなること」を目標に、少人数グループで地域奉仕に活動を行っていました。同じ地域にある他の教会とも協力し合いながら、必要を抱えた人に手を差し伸べ続けています。

現在800人の信徒がいる教会内には70の少人数グループがあり、日曜日に礼拝に来る時だけでなく日頃から集まって、祈りと聖書の学び、助け合い、奉仕をそれぞれが行っています。地域へ出て行って問題のある人と出会い関係を築く中で彼らを知り、必要に答える奉仕を行っています。

ミニストリーの様子

この教会で取り組んでいる地域のニーズを知る方法は大きく分けて3通りあります。1つ目はは少人数グループで地域を回り、問題のある個人と出会って彼らを知っていくこと、2つ目は、教会スタッフが地域へ出て行き社会的問題を見つけること、3つ目は市役所で問題を抱える人のリストをもらうことです。

次に具体的な実践を行っていきます。過去に行ってきた働きには次のようなものがあるそうです。

・貧しい人々へ月々の生活保護を支給。お金は教会員たちが自ら捧げたものから。

・子供を学校に通わせるために141人の子供たちに、月100Bの援助。(制服や筆記用具、教科書の配布)

・コーヒーセレモニーや掃除の仕方など、日常生活に必要な知識を教える。

・子供たちが学校から帰ってからと休みの日も勉強ができる環境を提供する。毎週土曜日に補習校を開講。

・子供向けのレクリエーションの開催、体を洗ってあげるなどの衛生管理。

・服の提供や部屋の掃除

これらの働きは、教会員の献金と奉仕よって行われ、外国や他団体からの金銭的サポートは受け取らないようにしています。自分たちで継続していける範囲のことを、小さくても着実に行うことが大切であると信じているからです。教会はプロテスタントのキリスト教会ですが、他の宗教の人であってももちろん手を差し伸べます。神がすべての人を愛しておられるのでどんな人であっても問題を抱える方々にお仕えしていると教会スタッフが話してくれました。

支援を受けている人は、子供をもつシングルマザーもしくはHIVなどの病気を抱えた人、祖父母のどちらかが両親代わりとなり子供を養っている家族などで、働けずにいる人々です。仕事の数自体が少ないエチオピアでは、教育を受けていないと仕事を得ることは更に難しいようです。

私が教会を訪問した日、数名の女性が月々の援助を受けに教会へ来ていました。3人の子を持つ女性にお話を伺ったところ、彼女は長年仕事を持つことができず、一番下の7歳の子のサポートを1年前からこの教会で受けて、制服や筆記用具、生活費などを受給しているそうです。市役所が情報提供していた支援団体リストからこの教会でサポートが受けられることを知ったそうです。サポートを受けられていなければ、子供を学校に通わせられなかったのでとても感謝しているのだと、嬉しそうな表情で話してくれました。

 

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