3.地域別に見られる問題

出会ったストリートチルドレンには、北部出身者が多く、特にバハルダール、ゴンダール出身者に良く出会いました。

私はこの事実を知る以前に観光でこれらの地域を訪れたことがあったのですが、バハルダールにはエチオピアで一番大きなタナ湖とブルーナイルの滝、ゴンダールは世界文化遺産登録された地域として観光地化しており、アジスに比べて街中も整備され、国内外の観光客向けのホテルなども整っているため、近代的でありながら自然もあるのどかな街という良い印象でした。ストリート生活者の姿もあまり見かけませんでした。

しかし彼らから話を聞くごとに、これらの地域はとても広く、観光客が訪れるのはほんの一部で、多くの人は中心部から離れた場所に住んでいることが分かってきました。生活はとても貧しく、何十キロも離れた、栄えている中心部へ行けることはほとんどなく、インターネットはもちろん、電気や水道も通っておらず、仕事を見つけることも学校に通うのも難しい環境にあるそうなのです。

確かにこれらの地域に行く途中に見かけた田舎の家々や人々の服装は、まるで歴史を遡っているのではないかと思えるほど、建物は古く原始的な作りだったため、同じ国内なのかと驚いたのを覚えています。それは民族的な風習だと思っていました。エチオピアの友人達と話しをする中で、地方のほとんどはそのような状態にあり多くの人が貧しい暮らしをしていること、むしろ現代的な生活をしているように見えるアジスや一部の都市が特殊なのだと教えてくれました。

また、十数年ごとにおこる大きな干ばつなど厳しい自然環境も貧しい原因の一つです。

 

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